オンラインインタビューのメリット・進め方・注意点とツール選びのポイント

目次

はじめに

本記事は、オンライン(リモート)でのインタビュー、ユーザー調査、取材を初めてでも迷わず設計・運営できるように、実務での“抜け漏れ”を潰すための実践ガイドとしてまとめています。メリット・デメリット、実施の流れ、当日の立ち回り、記録や写真の取り扱い、ツール選定に至るまで、現場で使える知見を網羅しました。

本記事を読めば、以下が身につきます。

  • オンラインインタビューの基礎(どんな手法が向くか・向かないかの見極め)
  • よくあるトラブルとその事前対策・当日の運営ノウハウ
  • 企画から終了後までの詳細フローとチェックリスト
  • 写真素材の集め方と同意・権利に関する配慮の仕方
  • 用途に合ったツールの選び方と代表的サービスの強み・注意点

オンラインインタビューとは

リモート取材(遠隔面談)の概要と特徴

項目内容
定義インタビュアーと対象者が別々の場所から、オンライン会議ツール等を使って実施するインタビュー手法。物理的な移動を伴わず声や映像を通してやり取りします。
必要要件カメラ・マイク付き端末(PC/スマホ/タブレット)、安定したネット回線、適切なツールを準備すること。参加者のIT環境も事前確認が必要です。
特徴場所や時間の制約が小さく、移動や会場のコストが不要。録音・録画、画面共有が容易にできる反面、通信や機材に依存し、細かな非言語情報の把握が難しい点は留意が必要です。
主な用途顧客・ユーザーへの定性調査、採用面談の深掘り、コンテンツ取材、社内ヒアリング、検証インタビューなど、多用途に使えます。

オンライン取材は実務の効率化に寄与しますが、使いどころを見誤ると本来得られるはずの洞察が薄れることもあります。適材適所で選びましょう。

適した調査手法のバリエーション

手法概要向くテーマ向く人数/時間特徴・コツ
個別深掘り(デプスインタビュー)1対1で価値観や体験、意思決定過程を深掘りする手法インサイト探索、新機能受容性、購買行動の裏側1名/45〜90分画面共有でプロトタイプ提示、録画や逐語化がしやすい。深掘りのためにプローブ項目を用意すると効果的。
グループディスカッション2〜4名程度で相互作用を促し、多様な意見を集めるアイデアの拡散、ニーズの幅出し2〜4名/60〜90分発言順や指名運営が鍵。挙手機能やチャットで発言を整理すると回しやすいです。
エスノグラフィー的観察生活や作業の様子をオンラインで観察する手法実使用時の行動・導線、環境依存の課題1名/30〜60分×複数回スマホカメラで手元映像を撮る、事前に撮影依頼と安全配慮を行うのがポイント。

不向きなケースの見極め

不向き条件理由判断・代替案
大人数(5名以上)の同時議論ターンテイク管理が難しく相互作用が生まれにくい対面でのフォーカスグループに切り替える、または小グループに分割して後で連結分析する
色味の精緻評価・実機の触感確認端末や環境で色の再現や触感評価が困難現物を送付して対面で確認する、もしくは標準化した環境で評価する
低ITリテラシー層のみ対象接続や操作の障壁が高く実施が困難個別サポートや事前練習、電話併用、対面調査を検討する
機密・秘匿性が極めて高い案件録画や画面共有による情報流出リスクがあるセキュアな会場での対面実施、NDAや環境ガイドの厳格運用で代替する

ケースごとにメリットとリスクを天秤にかけ、代替案を用意しておくことが成功の秘訣です。

オンラインインタビューの利点

利点具体効果実務での効きどころ
どこからでも実施できる柔軟性遠方・海外・多忙層にもアクセス可能ターゲット母集団の拡張や、早朝・深夜など時間帯の最適化に有効
準備工数の削減と費用の圧縮会場や移動、設営にかかるコスト削減少人数の反復調査や短期スプリントで威力を発揮します
参加者が落ち着いて話しやすい慣れた場所から参加するため本音が出やすいセンシティブなテーマやプライベート領域の深掘りに向く
参加ハードルの低下で募集しやすい時間拘束や移動負担が小さい応募率・出席率の向上、キャンセル率の低下につながります
関係者による遠隔モニタリング同席やサイレント観察が容易プロダクト側、経営、法務など多職能チームが同時に視聴でき、迅速な意思決定が可能に

これらの利点を活かすには、事前設計と運営の精度が鍵です。

オンラインインタビューの課題・注意ポイント

課題起こりがちな事象予防策・対処
通信・機材トラブル音が出ない、映像遅延、ハウリング事前リハーサル、別回線準備、ヘッドセット推奨、電話バックアップ、再入室手順の共有
細かな感情や空気感が伝わりにくい微表情や間合いの把握が難しいカメラONを必須にし、照明やカメラ位置を整える。要約リフレクションで認識を合わせる
集団の相互作用が生まれにくい発言の偏りや被りが起きやすい指名制や挙手機能を活用。小グループ化してファシリテーションを明確にする
ネットリテラシーのある層に偏りやすい標本のバイアスが発生事前サポートや操作ガイドの送付、電話や対面の代替手段を併用する
写真撮影が難しい記事用素材が不足しがち既存素材提供やセルフ撮影ガイドの配布、スクリーンショット同意の取得を行う
記録(録音・録画)の配慮無断録画やデータ漏洩リスク事前同意を取り、保存先・期間・閲覧者を明記。匿名化やマスキングも徹底する

トラブルは前提で準備すること。予防策をルール化しておけば、本番での焦りが減ります。

実施の流れとやり方

1. 企画・準備段階

課題整理と調査設計

設計要素決めること
調査目的何を明らかにしたいか新機能Aの受容性と阻害要因
対象者条件デモグラ・行動・IT環境月1以上利用、iOS/Android混在、在宅可
手法デプス/グループ/観察デプス60分×10名
成果物期待アウトプットインサイトマップ、意思決定メモ
リスクと代替通信不良時の運営電話併用、別URL、予備日

調査設計は「目的→対象→手法→アウトプット」を明確にすることが出発点です。目的がぶれると収集するデータもぶれてしまいます。

リクルーティングと対象者の確定

  • スクリーナーでIT環境(端末、OS、回線)を確認する
  • 同意事項(録画可否、匿名化、写真提供の可否)を事前に明記する
  • 連絡手段はメール+SMS+電話など複線化する
  • 環境が不十分な場合は、カメラやマイクの貸し出しを検討し、返送や破損時のルールも事前に定義しておく

対象者の環境が運営に与える影響は大きいです。可能な範囲で障壁を下げる工夫をしましょう。

進行表・質問案の作成と共有(香盤表を含む)

ドキュメント内容ポイント
進行表各パートの時間配分・役割余裕を持ってバッファ10〜15%を設定する
香盤表誰がいつどこに入るか(URL/待機/観察者)モニターの入退室やチャット連絡経路を明確化する
質問票大項目→深掘りプローブ行動起点で具体的に掘る「いつ・どこで・なぜ」を意識する

ドキュメントは簡潔に、しかし実行可能なレベルで整えて共有しましょう。役割分担の曖昧さが当日の混乱を生みます。

関係者での事前打ち合わせ

  • 目的・禁則話題・評価軸のすり合わせを行う
  • 観察者の振る舞いルール(ミュート固定、ビデオOFF、チャットでの質問投げ)を決める
  • トラブル時の意思決定ルール(中断・再開・再設定)を明確にしておく

本番前に立場ごとの振る舞いを共有し、合図や緊急連絡先も決めておくと安心です。

日程調整と必要情報の案内

  • 候補は3枠以上提示し、タイムゾーンにも配慮する
  • 招待メールには「URL/時刻/所要時間/当日連絡先/推奨環境/同意事項」を明記する

案内は参加者が迷わないように、情報を整理してわかりやすく伝えることが大切です。

2. ツール・環境の手配

使用ツールの選定と確定

  • セキュリティ面(待機室・パスコード・リンク権限)を確認する
  • 録画・録音、字幕、通訳、ブレイクアウトの有無をチェックする
  • 参加しやすさ(アプリ不要・ブラウザ参加可)も重要な判断軸
  • 公式ヘルプやトラブルシューティングを事前に把握し、当日すぐに代替操作を判断できるようにしておく
  • 時間制限や録画可否がホストのアカウント種別に依存するツールがある(例:ZoomのBasicホストはグループ40分など)。主催者側のライセンスを必ず確認する

ツール選びは目的と対象者に合わせて。操作の容易さは参加率に直結します。

接続先・実施場所のガイド

  • 静かな個室・背景の簡素化・逆光を避けるよう案内する
  • 機密配慮のため公共空間での参加は避けるよう促す(家族の映り込みにも注意)
  • 背景を整えられない場合は、ツールのバーチャル背景を使う選択肢も示す
  • 自宅で参加する場合は、同居人に事前周知してもらいプライバシーを確保するよう伝える

参加環境の小さな配慮が、得られる質の差を生みます。

音声・マイクの確認

  • ヘッドセットを推奨し、エコーやハウリング対策とする
  • 入力レベルの事前チェック、AGCやノイズ抑制の挙動を確認する
  • Bluetooth機器は前日までにペアリングしておく(当日のトラブルを避けるため)
  • ツール横断で使えるテスト手順を伝えておくと便利です

音声品質は調査の可否に直結します。手元で確認できる簡単な手順を用意しましょう。

ネットワーク回線のチェック

  • 目安は上り下りとも3〜5Mbps以上、遅延は100ms未満が望ましい
  • 可能なら有線LANを推奨し、Wi‑Fi利用時はルーターの近くで接続してもらう
  • 必要帯域は解像度(720p/1080p)や参加人数、画面共有の有無で変動するため、利用ツールの公式システム要件も確認しておく

回線は不安定な要因の代表格。参加者に目安を示して協力を得ておくと安心です。

機材チェックと接続リハーサル

チェック項目方法合格基準
映像カメラON、明るさ・フレーミング確認顔の上半分が切れず、レンズに目線が向くこと
音声入出力テスト通話/エコーチェックハウリングなし、声の明瞭度が確保されている
共有画面・音声共有テストラグや黒画面が発生しないこと
代替手段別URL/電話番号/再入室手順の確認双方が手順を把握していること

同僚や友人を巻き込み、本番さながらに入退室や画面共有、録画まで一通り試してみましょう。複数人が同室で参加する場面では、ハウリング防止のルール(スピーカーを1台にする等)も事前に検証しておくと安心です。

補足:映りを良くするコツ(小物活用)

  • PCスタンドでカメラ位置を目線〜やや上に調整すると見映えが良くなる
  • 顔の正面〜やや斜めから照明を当て、逆光を避ける(卓上リングライトなどで十分改善できます)

ちょっとした調整で印象はぐっと良くなります。気軽に試してみてください。

記録方法の決定と同意取得(録音・録画)

  • 取得目的・範囲・保存先・保管期間・共有範囲を事前に説明する
  • 冒頭で口頭確認を行い、その様子を録画記録に残す
  • 個人情報や第三者情報が映る場合の取り扱いルールを明示する
  • 長時間の録画はチャプター(区切り)で保存すると後処理が楽になります
  • 対象者の居住地・収録地の法令を確認する(国・地域により録音の同意要件が異なる場合がある。米国では州により全員同意が必要な場合あり)

透明性を保つことは信頼獲得につながります。記録方針は明確にしておきましょう。

3. 対象者への連絡事項

当日の所要時間と進行の共有

  • 所要時間(例:60分)と内訳(趣旨説明5分→本編45分→質疑5分→クロージング5分)を伝える
  • 途中の離席可否や休憩の扱いも明確にしておく

時間の見通しを示すだけで参加者の安心感が増します。

事前質問の送付

  • 大項目だけを事前に伝えて安心感を与える(答えを誘導しない書き方で)
  • 必要資料(領収書、画面キャプチャ等)があれば準備を依頼する

事前準備で当日の密度が高まります。負担をかけすぎない範囲で案内しましょう。

参加に必要な操作説明

  • 参加URL、入室名義、マイク・カメラ操作、推奨端末やブラウザ、アプリの有無を明記する
  • トラブル時の連絡手段(電話・SMS)も案内する

参加方法はステップごとに短く整理すると親切です。

4. 当日の進め方(成功のコツ)

冒頭の自己紹介と趣旨説明

  • 氏名・役割、記録の扱い、目的、所要時間、謝礼、質問の進め方を簡潔に伝える
  • 同席者の紹介と観察者の振る舞いを説明することで、参加者の安心感を高めます

短く・明確に。これだけで参加者の信頼感が変わります。

カメラはオンにして表情を伝える

  • 目線はレンズへ、カメラは目線の高さ〜やや上に設定する
  • 照明は顔の正面〜やや斜めが良く、逆光は避ける

顔の表情が見えるとコミュニケーションの密度が上がります。

清潔感のある身だしなみを整える

  • 襟付きや無地系の服装で、背景と色が被らないようにする
  • 画面に映る範囲を想定して胸元〜上半身を意識した服装を選ぶ

第一印象は画面越しにも伝わります。ほどよく整えて臨みましょう。

名前で呼びかけ、ゆっくり話す

  • 指名→問い→間(0.5〜1秒)で被りを避ける
  • 要約リフレクションで認識合わせ:「つまり〜ということですね」と確認する

ゆったりしたテンポがオンラインでは有効です。沈黙を恐れず、拾い直す習慣をつけましょう。

リアクションを大きめにする

  • 視覚的な相槌(うなずき、手のジェスチャー)を活用する
  • チャットに要所のキーワードを残すと後処理で役立ちます

小さな反応が相手の安心感を高め、話しやすさにつながります。

アイスブレイクで緊張をほぐす

  • 接続や音量確認を兼ねた簡単な問い(当日の調子など)で場を和らげる
  • 生活背景が映る場合はプライバシー配慮の声かけを忘れずに

短い雑談でリラックスしてもらうと、本題の質が上がります。

3名以上で実施する際のポイント

  • ファシリテーター1名+記録1名の体制を整え、発言ルールは冒頭で宣言する
  • 挙手機能や順番指名で公平性を担保する
  • 同室参加は原則避ける(ハウリング対策)。どうしても同室が必要な場合は「1マイク+1スピーカー」に統一し他端末はミュートにする
  • 複数人の声を拾う必要がある場合は外付けの全指向性マイクを検討する

運営体制をきちんと決めておくと混乱が減ります。

5. 終了後の対応

内容の要約・書き起こし

  • タイムスタンプ付きメモやハイライトクリップを作成する
  • 自動文字起こしは誤変換が起きやすいため、特に固有名詞を中心に補正する
  • 事前に固有名詞リスト(カスタム語彙)を用意し、対応機能がある場合はASRのカスタム辞書を設定しておく
  • 発言(エビデンス)→解釈(インサイト)→示唆(打ち手)の構造で整理すると、意思決定に使いやすくなります

構造化しておくと、社内への説明や次アクションへの落とし込みがスムーズです。

関係者へのフィードバック

共有物目的推奨フォーマット
サマリー(1〜2p)迅速な意思決定を支援主要発見3〜5点+根拠となる発言を添える
ロングレポート全体像の共有と追跡可能性調査設計/対象者情報/逐語ハイライトを含める
ハイライト動画共感形成・社内浸透1〜3分に編集し、個人情報はマスクする

目的ごとに必要な長さや形式を変えると、関係者の活用度が上がります。

振り返りと改善点の整理

  • スクリプトの効果、流れの妥当性、時間配分、ツールの挙動を振り返る
  • 次回の対象者条件の見直し(バイアスや多様性の観点)を検討する
  • トラブルログを蓄積してテンプレート化し、再発防止に役立てる

振り返りを仕組み化すると、短期間で品質が向上します。

写真素材の集め方(オンライン実施時)

既存の画像データを提供してもらう

依頼内容具体注意点
宣材・プロフィール写真胸上・全身、背景の有無、解像度(推奨:長辺2000px以上)版権やクレジット表記、二次利用範囲を明確にする
製品・サービス画像使用中の写真・単体写真・UIスクリーンショット社外秘情報や個人情報が映り込まないよう注意する

既存素材は手間が少なく確実ですが、権利関係の確認は必須です。

参加者に撮影・送付してもらう

ガイド具体ツール
撮影指示書枚数、構図例、NG例(逆光・手ブレ・個人情報)PDF/Google Docs等で配布
撮影環境窓を横に、顔に正面光、背景はシンプルにスマホの標準カメラで十分
送付ファイル名規則、形式(JPEG/PNG)、提出期限を指定共有リンク(権限限定)
同意肖像権・利用範囲・掲載媒体の同意取得書面やフォームで確実に取得する
代替インタビュー画面のスクリーンショット事前同意と表示名の確認を行う

参加者に撮影を依頼する際は、負担を最小にするテンプレートを用意すると協力を得やすいです。

ツール選びと代表的なサービス

選定の視点(料金・時間制限・機能)

視点確認ポイント実務的な判断軸
料金/時間制限無料枠の時間や参加人数、録画容量60〜90分の1セッションを問題なく回せるかを基準にする
参加容易性ブラウザ参加可否、アプリ不要かどうかITリテラシーの低い層にも参加しやすいか
記録機能録音/録画/自動字幕・文字起こしの有無逐語化やハイライト作成の効率に直結する機能かどうか
運営機能待機室・共同ホスト・ブレイクアウト・固定表示複数関係者を安全に運営できるか
セキュリティパスコード・リンク保護・参加制御・データ保存先機密性や社内規定への適合性を確認する
サポート安定性・トラブル時の代替動線電話ダイヤルインや別URLの即時発行などがあるか

用途に応じて優先度を決め、試用での確認を忘れずに。

使いやすさ・操作性の確認ポイント

  • 参加者視点の初回体験(インストール要否、権限付与、入室までの手順)
  • 画面共有時の音声共有可否や複数画面切替のしやすさ
  • カメラ固定(ピン留め)やギャラリー表示、挙手機能の分かりやすさ
  • 録画の保存先(ローカル/クラウド)と共有権限の細かさ
  • ブラウザ互換性(Chrome/Edge/Safari等)やモバイル挙動

実際に想定参加者が体験するフローを一度試してみると、思わぬ障壁が見つかります。

主なオンライン会議サービス

注意:各サービスのプランや制限は変更される可能性があります。実施前に公式情報を必ず確認してください。

サービス無料プランの目安録画/字幕参加容易性特徴・留意点
Zoom(ズーム)グループでは40分制限が一般的録画可(ローカル/有料でクラウド)、字幕ありアプリ推奨(ブラウザ可)安定性と運営機能が豊富。待機室やブレイクアウトが強み。時間制限はホストのライセンスに依存。
Google Meet(グーグルミート)個人アカウントのグループ通話は約60分が目安録画は有料版中心(Workspaceの対象プラン・管理者設定が必要な場合あり)、字幕ありブラウザで即参加可Googleカレンダー連携が強力で、IT負担が小さい。
Microsoft Teams(マイクロソフトチームス)無料版あり(時間・機能制限あり)録画・字幕はプラン依存アプリ推奨組織利用に向く。チャンネル連携や権限管理が細かい。

ツールは万能ではありません。目的に照らし合わせて使い分けるのが現場のコツです。

おわりに

オンラインインタビューは、場所・時間・コストの制約を超えて“必要な相手の声”に素早く届ける強力なツールです。一方で、通信や機材、非言語情報といったオンライン固有のハードルもあります。本記事で示した設計フレーム(目的→対象→手法→運営)、トラブルを前提にしたリハーサル、丁寧な同意と記録運用、そして当日のファシリテーションの基本徹底が、成功確度を大きく高めます。まずは小さく始め、振り返りを仕組みにして改善を回してください。短いサイクルで学び続けることが、オンラインの強みを最大化する近道です。

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