インタビュー企業様の紹介
宮城県の仙台から南に位置する「仙南医療圏」で、唯一の急性期救命救急センターを設置し、地域の中核として急性期医療や救命救急を担っている病院、みやぎ県南中核病院の坂野様にインタビューを行いました。

会社名 | みやぎ県南中核病院 |
業種 | 医療業 |
導入サービス | SecureMemoCloud |
主な利用用途 | 院内会議や委員会の文字起こし・議事録作成 |
お話を伺った担当者様 | 統合情報診療部 医療情報管理課 課長 坂野 隆明 様 |
インタビュー詳細
1.病院の概要と医療情報管理課の役割
Nishika
本日はお時間をいただきありがとうございます。まずはじめに、坂野様のご所属と、病院の概要について教えていただけますか。
坂野
よろしくお願いします。当院は宮城県の仙台から南に位置する「仙南医療圏」で、唯一の急性期救命救急センターを設置している病院です。周辺は人口減少が進む地域で、医療資源も限られています。その中で当院が中心的役割を担っていまして、急性期医療や救命救急を提供しています。
私は「医療情報管理課」に所属しており、スタッフ5名ほどで電子カルテの保守運用、院内DX、サイバーセキュリティ対策など幅広いIT関連業務を行っています。300床規模の病院にしてはIT専任部署があるのは珍しいと思います。
2. SecureMemoCloud導入の経緯
Nishika
DXを積極的に推進されている中で、今回のようなAI議事録ツールを導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
坂野
大きかったのは「院内会議の議事録作成」にかかる時間が膨大だったことです。とくに重要な会議では「逐語録」に近い形で残さなければならないものがあり、ICレコーダーで録音したデータを担当者が手作業で起こしていました。担当者によっては3日ほどかかることもあり、業務負担がかなり大きかったんです。
また医療DXとして、紙や手作業ベースの処理をなるべく減らしていく流れもありました。そこで「日本語の音声認識がしっかりしている」「要約なども含めて文字起こし支援に強い」という点を重視しつつ比較検討した結果、SecureMemoCloudが良さそうだと判断しました。
3. 活用状況について
Nishika
実際にはどのような会議で使われているのでしょうか。
坂野
今は事務系の会議や委員会、なかでも蓄語録をきちんと残したい重要会議を中心に活用しています。公立病院なので、議員さんを交えた会合の逐語録作成なども必要になりますが、そこにSecureMemoCloudを導入したところ、大幅に作業時間を短縮できました。
4.実感している効果について
Nishika
導入してみて、どのような成果やメリットがありましたか。
坂野
先ほどお伝えしたように、手作業で3日かかっていたような逐語録作成が「1日で終わる」ようになりました。もちろん途中で通常業務もありますので、完全に3日→1日と単純には言い切れませんが、実質的に大きな時短効果が出ています。締め切りの圧迫が緩和されて、現場の担当者はかなり助かっていますね。
5. 今後の展望
Nishika
最後に、今後の活用計画やさらに期待するポイントがあれば教えてください。
坂野
まずは議事録作成を定着させるとともに、院内研修などの動画コンテンツにテロップを付けるときにも活用したいと考えています。医療現場では騒音や環境的制約も多いので、字幕があると学習しやすい。今後スマホアプリなど、さらに手軽に録音・文字起こしできる機能が充実すると嬉しいですね。
Nishika
ありがとうございます。現場の皆様がより使いやすいよう、今後の機能改善をしっかり進めてまいりますね。
本日のインタビューは以上となります。貴重なお話をいただきありがとうございました。
坂野
こちらこそありがとうございました。
※本記事の内容はインタビュー実施時点の情報に基づきます。
記事化にあたり一部編集・要約を行っておりますが、回答者のご確認を得た上で掲載しております。